第6回若者塾開催
第6回若者塾開催
相互に信頼しあい、お互いの人権を尊重するために
10日(木)、西条市大町会館において、第6回若者塾が開催されました。今回のテーマは
「児童生徒が日常生活の中で差別的な考え方言動をとることなく、相互に信頼しあい、おたがいの人権を尊重するように指導しているか」
について日頃の実践から交流を深めました。沢山の意見が出されました。
永井理事長からは、「民主的な学級経営のすすめ」についてお話がありました。一人一人の意見や考えを皆で共有し理解し、話し合いにより、より良いものを作り上げていく営みを大切にするとともに、その具体例として、学級会活動(朝の会・帰りの会も含め)を大切な時間としてほしいとの提言をいただきました。
さらに、部落問題学習の実践事例として、おたがいの人権を大切にするために、ぜひ「全国水平社創立の宣言文」を再読し、子どもたちとともに「尊敬する」ことの大切さをともに学んで欲しいとのご指導もいただきました。
また、2部の河野理事お話しでは、先日の県人権大会の報告の例を挙げ、報告書の書き方や、研究の方法について細かな示唆を頂きました。「総花的報告」や「あいさつ運動的報告」の内容の脆弱さを鋭く指摘され、実践のテーマとすべきは学校における教育的課題を鋭く見抜き、そこに根差す差別の現実に深く学ぶこと、またその解消に向かって学校全体がどのような取組を行ってきたかを報告すべきとのお話がありました。
今回はオブザーバーとして、宇高竜二さんも「塾」に参加して頂き貴重なご意見をいただき、充実した話し合いができた時間となりました。
なお、次回は、2021年1月12日(火)19時から、場所を西条市立西条西中学校に移し、より一層充実した「学びの場」にしたいと考えています。
2020年12月10日 木曜日