水平社博物館・堺市人権ふれあいセンター研修

 

中学生30名が参加

 

 8月9日、奈良県御所市の水平社博物館の見学及び、柏原のフィールドワークを実施しました。参加者は市内の中学生30名と引率者10名で敢行しました。

博物館内は、水平社創立100周年という事もあり、展示物もリニューアルされ、新しい発見がありました。また、生徒達は熱心に研修をし、しっかりメモをとったり、引率者に質問をするなど、みのり多い現地研修となりました。また、フィールドワークでは「柏原の三青年」に焦点を当て、西光寺、駒井喜作宅跡、坂本清俊宅跡、燕神社、阪本清一郎宅跡、「解放令」記念碑、神武天皇社を巡検しました。約1時間余りの研修、暑い中ではありましたが、生徒たちはメモをとりそれぞれの説明に耳を傾けていました。

  翌10日研修は、大阪府堺市にあります「人権ふれあいセンター」の視察です。ここは将棋名人阪田三吉のふるさと。最初に、研修室での学習が始まりました。職員の方々による館内の説明、今も残る部落差別の実体験のお話など「差別の現実」に学ぶことができました。また、センターのある旧舳松は、水平社創立の中心人物の一人、泉野利喜蔵のふるさとでもあり、その人となりが一目でわかる展示が私たちの興味を引きました。

 今回の研修で、生徒たちは奈良の柏原の西光万吉・阪本清一郎・駒井喜作、大阪の堺舳松の泉野利喜蔵と、今回水平社創立に中心となった4人のつながりを、深く知ることができたと思います。


 

2022年8月11日 木曜日

 
 
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