第6回 若者塾
第6回 若者塾
1年間を振り返って
2月16日(金)、19時より西条市氷見交友会館において、本年度最後の「若者塾」を開催しました。
前半は、山崎理事より先日行われた、四国人権教育研究大会の事前研修会で学んだことと題してお話がありました。
1 人権教育と同和教育について
人権教育・・・人権という大きな枠での捉え、様々な人権課題について総花的に「知識の共有、技術の伝達、および態度の形成を通じ、人権という普遍的文化を構築するために実践する
同和教育・・・部落問題の解決を重要な核とする。同和教育が人権教育へと広がっていった。「今日も机にあの子がいない」が出発!
人権・同和教育・・・同和教育を中核とした人権教育
2 実践報告のあり方について
差別の現実が取り組みの動機
めあて(目的)
↓
手立て(手段)
↓
手当て(配慮)
↓
何が変わったのか(何を学んだのか)
「過去の事実を報告するのではなく、その実戦がいま自分の中でどのように生きて自分を支えているのか、あるいは過去の失敗に学びながらどう生きているのか。」
後半は、若者塾の会員による来年度学びたいことのアンケート報告でした。
14項目の質問や意見があり、そのことについて永井理事より、簡単な解説がありました。いくつか、列挙してみます。
Q1 小学校における部落問題学習の進め方は
社会科においては5年生で地理を、6年生で歴史を学習しますが、部落問題学習の入り口として、5年生で「ハンセン病問題」を取り上げる方法を西条市は採用しています。ハンセン病問題には、偏見はいかにして生まれるのか、さべとはいかなるものかが端的に表れている人として許されない人権課題です。自分たちの生活課題、例えば「いじめ」と関連づけて学習していくことがこの問題を理解し部落問題を考える端緒として最適な教材ではないかと考えます。
Q2 悩みです。若者塾や各講義等で部落差別の歴史について学んでいますが、いざ自分の言葉で伝えようとすると、「本当に正しいのか」と躊躇する自分がいます。やはり、勉強し続けることが大切なのだとは思っています。
学習したことを自分なりに理解する(インプット)、またその学びを皆の前で報告する(アウトプット)この両方日よって知識・理解は確実になっていくものです。失敗はありません。皆で考えより確実な知識を若者塾で醸成していきましょう。
(参加者:10名)
2024年2月19日 月曜日