誇りを持って生きていくために

 

第7回若者塾

 

 12月9日(金)第7回若者塾が、19時より氷見交友会館で開催されました。今月の研修は、先月26日から奈良市を中心に開催されました「第73回全国人権・同和教育研究大会」の報告です。学校教育部会、第1分科会、第4分散会での報告者の渡邊先生からは、当日と同じ内容で発表して頂きました。また、同じ分散会の参加者からは、会場からの質問や意見など協議の様子について報告がありました。以下が報告の概要と主な質問や意見の内容です。

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ハンセン病問題を学び、大島青松園の入所者の生き様にふれた学習を自分のものにした児童は、コロナ禍に直面し、「無知・無関心が差別を生むかもしれないと」危惧し「学校発シトラスリボンプロジェクトを始動しました。その活動を通して、心配していた感染した児童と級友たちとの心温まる交流が、オンラインを介して結ばれる事ができました。この様子が報告者にとって大きな自らの気付きとなる。「しんどいことを自ら語る」事こそ、大切である。そう教えてくれたのは他でもない学級の子ども達でした。我が子になかなか本音で対峙出来ない自分を、振り返る事ができた一瞬でもありました。我が子と本音で向き合うこと、そして差別解消への想いを胸に誇りを持ってこれからも仲間と共に実践していくという内容でした。

この報告をとおして、分散会に参加していた方から、次のような意見が出されました。

「語りたくても語れない、誇りを持ちたくても持てない人がいる。言える人がすべて正しいのか?言えない人は弱いのか?」それに対して「語らないことも、その人自身の権利ではないか。自信が持てないという子どもに対して、一緒に学び続けようと伝えている。」という回答をしました。

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自らを語り、未来に向けて確固たる展望をもった報告でした。渡邊先生有難うございました。

(参加者13名)

2022年12月10日 土曜日

 
 
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